#2 初舞台(マンハント)

1 行動派ミステリィの顔

4 私立探偵もラクじゃない

ーなぐられるのはお好き?

 

 今回は前月(*1)にひきつづいて、ペイバー・バック(*2)本の話題をおりまぜながらタイトルのお話をつづけましょう。

 先月はブロンド、ブルネット、レッドヘッドなど女性の髪の毛と題名のことをお話しました。カバー・ピクチュアーの大半が妖艶な美女のからだをあらゆる角度から描いているのとならんで、タイトルにも、からだの部分がしばしば使われています。

《マンハント》からヌード写真がなくなって淋しがっている方もいらっしゃるかと、編集部にお頼みしてタイトルにひっかけてグラビア・ページにヌードを使ってもらいました。

 乳房(ブレスト)はやっとゴールド・メダルの新刊から見つけましたが、内股とかお尻なんていうのは、さすがに見当りません。

 苦しまぎれにチャールズ・ウィリアムズの『丘の女』やエラリー・クイーンの『悪の起源』をこじつけたのですが、御大クイーンもマンハント・タッチで登場してもらうと、なかなか奥行考の深いアジな題名をつけていますね。

 

私立探偵に〝眼〟をつけろ!

 

 ところでからだの各部分のうち、もっともよく使われるのは〝眼〟です。

 ガードナーのメイスン・シリーズに『偽眼殺人事件』(*3)(The Case of the Counterfeit Eye)をはじめ、“Black-Eyed Blonde”(*4)、“One-Eyed Witness”(*5)、“Green-Eyed Sister.”(*6)の四作があります。

 一昨年の本誌5月号(*7)に稲葉由紀氏が名調手で紹介した、マイク・ロスコウ(*8)つくるところの私立探偵ジョニイ・エイプリル(*9)君、その後あんまり話題にもならないのは残念ですが、彼の登場する58年の作品にも『真夜中の眼』(The Midnight Eye)というのがあります。シグネットで、たてつづけに五作も私立探偵ロッキー・スチール(*10)を活躍させた、ジョン・B・ウェストの処女作が、やはり『眼には眼を』でした。

 このロッキー・スチールという強そうな名前の探偵はニューヨークっ子です。ハードーボイルド(*11)もののひとつのタイプともいえる私立探槙――秘書――警官もので、ヴィッキイ(*12)(女秘書)ジョニイ・リチャード(*13)(ニューヨーク警察殺人課部長)の二人とコンビを組み、国際的ギャング団を相手にしたり、アフリカへ渡ったりと、お忙しい御身分です。

 眼は口ほどにものをいい、なんてのは古い云い草ですが、眼は愛情や恐怖や憎悪をよく物語り、事件の重要な証人となりうる鍵ともなります。“Eye Witness”(G・H・コックス)には『目撃者』というぴったりの日本語がありますが、ちょっと横道にそれてWitness(証人)の使われているタイトルをさがしてみましょう。

 ガードナーの『片眼の証人』(One-Eyed――)フランク・ケインの『重要証人』(Key――)、ヘレン・ニールセンの『誤った証人』(False――)、レックス・スタウトやクリスティーに〝証人〟のはいったタイトルがあります。

 眼にはごぞんじのように普通の意味でなく、私立探偵をさすことがあります。有名なピンカートン(*14)探偵局員は、”The Eye”と呼ばれています。

 ジェームズ兄弟が西部を荒しまわっていたころからの探偵局の老舗で、ダシェル・ハメット(*!5)がここで働らいていたことはよく知られています。ハメットの短篇にでてくる名なしの探偵コンチネンタル・オプはオペレイティブ(*16)の略で、警官あるいは探偵の意味で使われましたが、ミステリー(*17)ではハメット以外にこの呼び名はあまりつかわれていません。

 現在、私立探偵のもっともポピュラーな呼び名になっているのはプライヴェイト・アイ(Private Eye)です。これをP.I.と省略するのはあまり好ましくありません。P.I.はPIMPの略で淫売屋の主人(*18)のことです。

 プラヴェイト・アイ(*19)という言葉は比較的新しい言葉で、私立探偵のもっとも正統的な呼称はやはりブライヴェイト・ディテクティブ(Private Detective)(*20)です。

 Detectiveの省略されたものがDickで、いずれも公的には刑事のことです。

 ハードボイルドものでかならず一篇ちゅう一度はお目にかかる場面ですが、私立探偵が、俺はディテクティブだと名乗って捜査するところがあります。

 気の弱いのはそれを聞いて怖れをなしますし、あるいは捜査が終ってから私立のディテクティブ(*21)と知ってくやしがたっりするお定まりのセリフのやりとりがあって、ニヤリとします。

 タイトルでは・C・F・アダムスの“Private Eye”(42)と、その向こうをはったヘンリィ・ケイン(*22)の“Private Eyeful”(59)があります。女私立探偵マーラ・トレントは『行動派探偵小説史』第六回でもお話しましたように、大金持ちのニューヨーク嬢、5フィート6インチ、サイズが38―23―38のグラマーです。

 写真でははっきりしないでしょうが、カバー・ピクチュアのトレント姐御は正真正銘のブルネット、本文ではブロンドとなっているのにおかしいですね。カバー・ピクチュアと内容がチグハグなのはひとつ、ふたつではないのです。大げさなタイトルと中味とが、よく違っているように。

 

「おきれいな探偵さん」

ヘンリィ・ケイン

 

私立探偵のお人がら・お国がら

 

 誰かがどこかで、私立探偵ものの衰微を指摘していましたが、ことペイパー・バック本に関するかぎり、この見方は誤っています。

 ハード・ボイルド小説の四番バッターは、今もこれからも、やはり私立探偵をはじめとした特定のヒーローが活躍するシリーズにちがいありません。

 私のように、アメリカの出版物は大衆小説を皮切りに、いずれはすべてペイパー・バック本になるだろうと考えるものがいる反面、カビの香り高き懐しのオールドタイムを今もって夢みている人達には、ペイパー・バック本など眼中にないのかもしれません。

 ペダンティックでロジックをもて遊ぶのがお好きなのが名探偵だとしたら、ペイパー・バック本のヒーローは例外なく失格です。

 ハード・ボイルドものの私立探偵も遊び人あり、秘密機関くずれあり、浮浪者ありといろいろですが、いずれも商売人です。

 腐敗した上流社会や社交界、悪徳と手を結んだ政治家や警察、うちひしがれた汚ない裏通りの人々。彼らのなかを頭と脚をつかってうろつきまわる、しがない職業探偵なのです。

 私立探偵が読者に受けるのは、アメリカのお国がらにも関係しているでしょう。

 悪が栄えればそれだけスキャンダルも怖れます。私生活のプライバシーが非常に大切にされています。地位・名声を重じ、個人の権利がやかましくいわれます。

「お門違いだ、警察に頼みな」

「警察に頼めるくらいなら私立探偵など雇わない」

 これもお定まりのセリフのやりとりです。私立探偵ものが読者に身近なものとして受けとられる有利さと同時に、作家の立場としても書きやすい利点があります。

 ひとつ新しいタイプのヒーローを書いてあれば、あとはその名前で次々に売れてゆく仕掛けにもなっています。

 シリーズものを続けてゆくとしまいは(*23)ゆきづまってしまう例もあります。R・S・プラザーのシェル・スコットにしてもそろそろくたびれてきたのか、最近は新作がでないようです。南米に顔がきくのかアルゼンチンのコバルト文庫なんていうのから翻訳がたくさん出版されたり、ゴールド(*24)で旧作や短篇集をだしたりで、まあ、利息で食っているようなものです。

 ブラザーに限った例ではありませんが、ゴールド・メダルが旧作でも新しいナンバー・ピクチュア(*25)を変えて新装本をだすのは良心的ではありませんよね。

 

新しいヒーローたち

 

 新しいコンビの私立探偵として、前回ネイル・マクネイル(*26)のトニイ・コスティン、バート・マコール(*27)を御紹介しました。

 今月はデイ・キーンとスペンサー・ディーンの二作家を御紹介します。

 D・キーンはゴールド・メダル、エイボン(*28)などで既に20作をこえる作品を発表している作家ですが、今度ピラミッド・ブックからジョニイ・アロハ(*29)という私立探偵を創造して発表しています。

 名前のとうり(*30)、アロハはアイリッシュとハワイ人の混血で、作品は59年の“Dead in Bed” 、60年の“Payola”がわかっています。

“Payola” は昨年あたりレコード界ではやった言葉で、つごうのいい曲をD・Jに選ばすためのワイロの意味だそうです。

 S・ディーンは55年以後の新しい作家です。ポケット・ブックでペイパー・パックがでていますが、ダブルディ社(編注・Doubledayなので「ダブルデイ」)の新人作家の一人です。御紹介するドン・カディ(*31)・シリーズの前にも数作書いていますから10作近い作家歴になります。

「レキシントン通りの回転扉から入って来た背の高い男は、海兵隊員に似たやせた鋭い顔つき、著名な外交家のような、年にはやや早い白髪と口ひげの男だった。彼は海兵隊員だったことがある。そして今はニューヨークはフィフス・アベニュー、アンプレッツ・デパートの警備員長の職を果たすためにどのように外交手腕を発揮しようかと日夜努めているのだった……」

 おわかりのように、ドン・カディはデパートの雇われ探偵で57年の一作 ”Murder on Delivery” 以来、既に4・5作に登場しています。(*32)

 

殴られるのはお好き?

 

 からだから眼、眼から私立探偵と話がはずんでしまいました。ペイパー・バック本の表紙にもどって今回はいささかサディスティックなものをあつめてみました。

「殴られるのはお好き? 縛られるのは?」てなところです。

 まず、へンリイ・ケインの50年の作品。めずらしくチャンパースは登場しませんが、ケインのサスペンスものは定評のあるところです。お酒がもとで殺人事件にひっかかりをもってしまった男が、ぬれぎぬをはらそうとけんめいに走りまわるお話。

 カバー・ピクチュア多しといえども、血まみれのハンマーは珍らしいでしょう。(写真版参照)

 

「乱心の果て」

ヘンリィ・ケイン

 

次にチャンドラーの名作、「さらば愛しき女よ」の一場面。(題名の左参照)とらえられたマーロウが火事を装って脱出をはかるシーンで、ベッドのスプリングを悪党の頬にめりこませたところです。ハンマー・スプリングとは凶器としては珍らしいもので、それだけスゴみを感じさせます。

 

 

 リンゼイ・ハーディは最近ちょっと御無沙汰の作家です。オーストラリア人で第二次大戦はシリア、アラメイン、ニューギニアで従軍し、英国を経てアメリカに渡った経歴の持ち主です。

 陸軍少佐グレゴリイ・キーンのシリーズを経験を生かして、国際色豊かなサスペンスものに仕立てていますが、テレビのシナリオライターの仕事が忙しいのか、長つづきしなかったようです。“Requiem for a Redhead” “The Nights-hade Ring”(編注・表紙絵のとおりNightshade と一語で書くのが正しい)は、彼の第1作、第2作です。(写真版参照)

 

「赤毛への鎮魂歌」

リンゼイ・ハーディ

「くらやみの環」

リンゼイ・ハーディ

 

 縛られた女性もペイパー・バック本のカバーには多くみられます。縛られても、女性はあまと(*33)苦痛らしい表情をしめさないのはなぜでしょうか。

 それにひきかえ男のほうは、後ろ手に縛りあげられ、髪の毛をひきむしられ、荒縄とルーガーをつきつけられて、だいぶクタバった顔をしています。

 サディズムといえばジェイムズ・ハドリィ・チェイス(*34)は一方の雄です。

 “The double Shuffle” では、ピストルだけでなく、毒蛇コブラにまでおびやかされた美女が片すみに身をすくませています。ピストルも蛇も、いずれも男性の象徴と考えられますから、かなり暗示的であってもドギヅい、さし絵です。(写真版参照)

 

「二重のペテン」

J・H・チェイス

 

 “Asking for Trouble” のジョー・レイターは、私立探偵ジョン・パワーズの創造者、いずれもポケット・ブックで3作以上でています。

  女を殴るのはよほどのことがないかぎりアメリカでは御法度ですが、この表紙ほどいきおいよく殴ったらさぞ気持がよいことでしょう。(写真版参照)

 

「もめごと引受けます」

ジョー・レイター

 

 ウエイド・ミラーはさきほどもお話したように4つのペンネイムをもつ2人組の多作家。

 その“Bruded Woman” (*35)(編注・表紙、小鷹文庫ではbranded woman)は、ジグネットからゴールドメダルへ転向したころの52年の作品です。(写真版参照)

 

「烙印をおされた女」

ウェイド・ミラー

 

“The Lusting Drive” はオビッド・デマリス(*36)のゴールド・メダル第6作(61年5月)。毎年一冊程度の確実なペースでノシてきた暴力ものがお得意の作家です。ゴールドのほかにもエイボンから“The Long Night”、 モナーク・ブックから『ラッキイ・ルシアノ伝』など発表しています。彼の“The Enforcer” は〈ポケットの中の本棚〉で山下諭一氏が、“The Extortioners” は田中小実昌氏が、昨年8月号(*37)の本誌で『恐迫との対決』として紹介していますから御記憶のことでしょう。

 

「情欲の疾走」

オビッド・デマリス

 

『恐迫との対決』は本国版59年8月号掲載のものの翻訳で、60年1月にゴールドから単行本としてでたときには、いくぶん加筆されていました。後半1/3ぐらいのところに、相当ドギツい暴力シーンが数行つけ加えられていますので紹介しましょう。

「……首が、ガクッと前にのめる。そしてすごいパンチがやたらにボディにめりこんできた。ネイルはうめき、うなり、あえいだ。」(本誌60年8月号187ページ、田中小実昌訳)

「括約筋が、機能をうしなった。なまあったかいしめった尿が、パンツをぬらす。足のまわりに、泥水がたまった。ネイルは叫んだ。声にならない声がのどもとでブクプク鳴る。」

(以下ふたたび《マンハント》より)

「気をうしなうまいと必死だったのだ。もう、なぐられてもいたくない。ネイルは、おもくたれさがったまぶたをおしあげ、見えない目で、わらおうとした。なぐられるたびに、頭をグラグラさせながら……。」

 

 大藪春彦氏の十八番の文章、「彼は思わず失禁していた…」がもうすこしこまかく描写して加筆されています。恐怖と緊張のあまり尿を流すことはよくあるそうです。東の大藪、西のダマリス(*38)ってところかな?

 

標的と死体がいっぱい!

 

 前回はタイトルに Murder, Death, Killのつくものを数えてみましたので、今回は殺人のまと(Target)と死体(Corpse)のつくタイトルを御紹介しましょう。

 邦訳のあるものでは、ロス・マクドナルドの『動く標的』(Moving Target)(編注・小鷹文庫では The Moving Target)があります。べン・べンスンのウェイド・パリス・シリーズには『コハク織の標的』(*39)(Target in Taffeta)、ウェスタンや冒険小説がお得意のスチーブ・フレイジー(*40)には『走る標的』(Running Target)、《マンハント》9月号に掲載されたジェイムズ・マッキミイの『泣きわめく標的』(The Crying Target)はひきのばして単行本になっています。

 泣いたり、動いたり、かけだしたり、いそがしい標的どもですが、いずれも何者かに狙われる犠牲者をさしています。

 そのうち、笑う標的、逃げだした標的なんて作品もきっとでてくるでしょう。

 死体はボディとかザ・デッドなどとも呼びますが、コープス(Corpse)が多いようです。カーター・ブラウンにはそのものずばりの“The Corpse”(*41)、アル・ホイーラーの第3作。

 そのほかズラッと並べてみましょう。

Don’t Count Corpses 『死体を数えるな』(M・E・チェイバー)、The Corpse That Walked 『歩いた死体』(O・R・コーエン)、The Corpse That Talked 『話した死体』(*42)(リチャード・テルフェア)、Bring Me Another Corpse『もうひとつ死体を』(ピーター・レイブ)、The Crazy Mixed-Up Corpse『こんがらがった死体』(マイク・アパロン)(*43)、Sun Burned Corpse(編注・小鷹文庫では The Sunburned Corpse)『陽に焼けた死体』(アダム・ナート)(*44)――念入りに数えればまだいくつもあるでしょう。

 一字ちがいの2作品『歩いた死体』『話した死体』はいずれ実際にはあり得ないことですが、タイトルに用いられるとミステリらしい暗示的な効果があります。

 話はかわりますが、似たような題名や作家名は、ペイパー・バック本が氾濫すればするほど多くなってくるでしょう。

 “Body Snatcher” , “The Body Snatcher,” “Body-Snacher”の3作、未訳・短篇もまざっていますが、区別できますか?

 本誌定連のチンピラものの御大ハル・エルスンの長篇に“Rock”(55)というのがあります。かたや、内容も十代の犯罪者を扱ったデビット・ワゴナー(*45)の“Rock”(58)があります。

 よくほかにもある例なので、いったいどういうつもりか、うかがいたくなります。

     ★

 今月はいつものようにひとつのテーマを中心にお話を続けずにあれもこれもと欲ばってしまいました。次号はまたテーマをえらんでお話する予定です。

 

*出典 『マンハント』1961年11月号

 

 

[校訂]

*1:前月 → 1961年10月号

*2:ペイパー・バック → ペイパーバック

*3:偽眼殺人事件 → 義眼殺人事件

*4:Black-Eyed Blonde → 殴られたブロンド

*5:One-Eyed Witness →『片眼の証人』

*6:Green-Eyed Sister →『緑色の眼の女』

*7:五月号 → 1959年5月号

*8:マイク・ロスコウ(ロスコオ)

*9:ジョニイ(ジョニー)・エイプリル(エープリル)

*10:ロッキー・スチール(スティール)

*11:ハードーボイルド → ハードボイルド

*12:ヴィッキイ(ヴィッキー)

*13:ジョニイ(ジョニー)・リチャード

*14:ピンカートン探偵社のトレイド・マークが大きく開いた眼の絵と We Never Sleep(私たちは眠らない)というモットーだったので、探偵を「アイ」とか「ピンキー」と呼ぶようになったという。

*15:ダシエル(ダシール)・ハメット

*16:オペレイティブ → オペレイティヴ [operative は「オペラティヴ」と発音する人が多いが、探偵だったハメットは「オペレイティヴ」と発音していたらしい。組織の中で働く雇われ探偵、諜報組織の工作員という意味で、「警官」を指すことはほどんどない。]

*17:ミステリー → ミステリィ [「ミステリー」でも間違いではないが、《マンハント》連載のコラムでは「ミステリィ」で統一する。]

*18:淫売屋の主人 → pimp はどちらかと言えば、街娼の「ポン引き」のこと。

*19:プラヴェイト・アイ → プライヴェイト・アイ

*20:プライヴェイト・ディテクティヴ [現在では、正式に「プライヴェイト・インヴェスティゲイター」もしくは、「PI(ピーアイ)」と呼ぶ。ひと昔前のような悪い含みはない。]

*21:私立のディテクティブと →私立のディテクティヴだと

*22:ヘンリィ(ヘンリー)・ケイン

*23:しまいは → しまいには

*24:ゴールド → ゴールド・メダル

*25:ナンバー・ピクチュア → カヴァー・ピクチャー

*26:ネイル(ニール)・マクネイル(マクニール)

*27:トニイ(トニー)・コスティン&バート・マコール(マッコール)

*28:エイボン → エイヴォン

*29:ジョニイ(ジョニー)・アロハ

*30:名前のとうり → 名前のとおり

*31:ドン・カディ(キャディ)

*32:登場しています。→ [スペンサー・ディーンは新人ではない。プレンティス・ウィンチェル(本名)はスチュアート・スターリング名義で40年代前半から書いている。ドン・キャディものの第一作は54年にウォッシュバーン社から発表した The Frightened Fingers 。]

*33:あまと → あまり

*34:ジェイムズ・ハドリィ(ハドリー)・チェイス

*35:Bruded Woman → Branded Woman

*36:オビッド(オヴィッド)・デマリス

*37:昨年8月号 → 1960年8月号

*38:ダマリス(デマリス)→ 《マンハント》日本版では「ドマリス」の表記

*39:コハク織りの標的 → あでやかな標的

*40:スチーブ(スティーヴ)・フレイジー

*41:The Corpse →『変死体』

*42:『話した死体』→『コンプレックス作戦』(小鷹信光訳)

*43:マイク(マイクル)・アパロン(アヴァロン)

*44:アダム・ナート(ナイト)

*45:デビット(デイヴィッド)・ワゴナー

 

 

▶︎秋の夜長はベッドの上で

メモ: * は入力必須項目です