#2 初舞台(マンハント)

3 行動派ミステリィのスタイル

3 死んだ女はみな美人?

 1月号・2月号と(*1)ファースト・シーンの分類的考察(ちょっとオーバーかな?)を、献辞と惹句の紹介をおりまぜてお話ししましたが、いかがだったでしょうか?

 ファースト・シーンの雰囲気に親しんでおけば、ひとつペイパー・バック(*2)でも、辞書を片手に読んでやろうかってときに役にたつと思うんですが。

 今回は、まだ御紹介していなかった人物描写(女性・死体)や事件描写のファースト・シーン、本文中のシーンから気のきいた文章や会話をひろってお話しをしたいと思います。

 

とつぜん死体が

 

『顔を水面に伏せ、泳いでいるように片腕をのばした全裸の死体が水中に浮かんでいる。南の空の雲のきれめからもれる月光が、白くのびきった女の指を照らしている。

 一本の指のつけねが、まばゆく光りをはなっている。対岸のメキシコ・ガルフコースト(*3)と結ぶ狭い湾口にうちよせる満ち潮も、そのまばゆい輝やき(*4)を消すことはできない。

 泥人形のような死体に、ただひとつのこされた生命の輝やき』

   デイ・キーン “It’s a Sin to Kill” (53)

 

『湾から引きあげられたとき、女は脚から先にあがってきた。灰白色の裸体にギザギザの裂傷が下腹から太モモにかけてきざまれでいる。腹部は、はちきれんばかりにふくれあがり、無惨な海水の洗礼をうけた四肢は、昔のおもかげもなかった』

   G・Gフィックリング “Honey in the Flesh” (*5)(59)(ハニイ・ウェスト(*6)=シリーズ・第4作(*7))

 

 『さぞやその女は美しかった(*8)にちがいない。だが今は、神のみぞ知り給う、である。

 顔はみにくく歪み、長い赤髪が頭から肩にかけて濡れてたれさがり、海辺に波が打ちよせるたびに渦を巻いていた』

   ジェイムズ・ハワード “Die on Easy Street” (57)(私立探偵スチーブ・アッシュ(*9)=シリーズ)

 

 寒中水泳じゃあるまいし、この寒いのに海辺の死体ばかりごろごろと三つもならべて、どうもすみません。

 最初のシーンで、死体の指に月光をあびて輝やいているのは、きっとダイヤの指輪なのでしょう。死んでも彼女はダイヤをはなしませんでした、なんて、まったく女性の執念というものはおそろしいですね。このシーンが女性の死体を大きな波のうねりのなかの一点景として情緒的に表現しているのと比較して、二番めの例は、死体の残酷な描写をリアルにやっています。最後の例は、原文と比較されるとよくわかるのですが、原文の味を表現しにくい文章です。

 

『娘は若い、美しいブロンドだった、ローズ・べージュ色のじゅうたんの上に半裸で死にかけている。息をするたびに、弾丸がむきだしの乳房の上にあけた穴から、赤い血潮がぶくっ、ぶくっと泡だっている。その1インチ上、二発めの弾丸のあけた穴からも、鮮血がとめどもなく流れつづけている。

 白いスリップににじんだ血痕は、三発めが下腹の下部にめりこんでいるのを示していた』

   グレゴリィ・ジョーンズ(*10) “Prowl Cop” (56)

 

 こういう文章なら、実際には残酷な行動の描写がなくとも、弾丸を三発も受けて血に染まっている半裸・半死の美女や、くりかえして使われている強烈で毒々しい単語などから、作者の意図するサディスティックな味がじゅうぶん感じられます。苦しみながら死んでいく女性の描写は、スピレイン以後、いぜんとしてよく見うけられます。

 

『俺は寝室からとびだした。ぐっと一杯飲みほしたい気持。スコッチのびんはからっぽ。せつないね。電話でパーカーを呼びだした。

「ルイス?」

「ああ」

「ピートだ」

「やあ」

「みつけたよ」

「だれを?」

「ミクバーだ」

「だれだって?」

「ミクバーだよ」

「ピート、ちょっと待て。ピート、おい、ピート、いったいどこでだ?」

「俺のアパートでさ。俺は………」

「わかった。逃がすなよ」

 彼は電話をきった』

   ヘンリィ・ケイン(*11) “Hang by Your Neck” (49)

 

 逃がすも逃がさないも、この会話は、ちょうどピート・チェンバース(*12)が、薄暗い寝室のなかでいつのまにか首を吊ってぶらさがっていた男を発見した直後のものなんです。

 ピートの相棒のパーカー警部は、いつもこの調子で、すこしおっちょこちょいの早のみこみで、ピートを困らせています。歯ぎれよく一語・一語でぷつっときれてしまう気のあった人物どうしの会話は、ハード・ボイルド(*13)ものの特徴といえます。この歯ぎれのよさ、簡潔さは、次に述べる事件描写のときなどに大きな効果をもってきます。

 

リポート調の事件描写

 

『その男は即死だった。即死にはちがいなかったが、地下鉄のホームから電車の車輪まで――つき落されてからひきさかれるまでの一瞬は、おそろしく長かったろう。午後四時八分、七二番街=セントラル・パーク・ウェスト駅にはいった下町ローカル線で男は軋殺された』

   ジョナサン・クレイグ “Case of the Cold Coquette” (57)

 

《マンハント》でもおなじみのニューヨークの警官ピート・セルビィ(*14)の活躍する、J・クレイグの警察ものの佳作の発端です。

 事件は、ラッシュ前の地下鉄のホームからつきおとされた男にはじまり、男がだれか、だれに、なぜと、地味な警察活動をとおして、すこしずつ糸がほぐれていきます。

 

 

 

『四月十二日、ポール・(*15)・ハートフォードは、北ビルマのカチンヒル地方で行方不明になった。帰る予定の二日後、世界一周の道すがらマローダーの古戦場を訪れたポールを待って、ひとりラングーンに滞在していた女房のエバが、同地のアメリカ大使館に夫や行方不明を報告した』

   E・S・アーロンズ “Assignment―Burma Girl” (61)(サム・デュレルのアサインメント=シリーズ・第13作)

 

『月曜日の午前九時十四分ちょうどに、エルム通りとメイン街が斜めに交叉する危険な交叉点で事故がおきた。      ‐

 二台の車――七年めの中古車、黒のセダンと新品のツートンカラーの高級車。高級車のほうはその日の朝、住宅街の医者の事務所の前から盗まれた車とわかった。それに二人の男性、一人の女性、フレンチ・プードル犬が事件にまきこまれた。だれも傷つかなかった、すくなくとも表むきは。証人もいなかった』

   ライオネル・ホワイト “Hostage for a Hood” (57)

 

 この三つのうち、二番めのものはまったくのリポート調で、まるで新聞記事を読んでいるようです。地下鉄のできごとの描写では、軋き殺された男の心理にちょっとたちいり、自動車事故のシーンはプードル犬がでてきたりして、どことなくユーモラスな描写です。

 何月何日何時にどこで、なにが起こったという文章ではじまるファースト・シーンはたいへん多く、おそらくこのリポート調はひとつのスタイルとなって、警察もの、ブンヤ(新聞記者)ものに今後も広く用いられるでしょう。

 

『マイク・スキャフィディのほんとうの死は二日後のことだったが、一九五八年十一月三日午前九時二十五分ちょうどに、彼がグランド・セントラル駅前でタクシーを拾ったときに、死への第一歩を歩んでいたといえる』。

   デイ・キーン “Too Hot to Hold” (59)

 

 ちょっと理屈っぽいすべりだしですが、内容のほうは、デイ・キーンだけあって『……男を知ったのはずっと昔のことだったが、喜悦のうめき声をたてたのはこれがはじめてだった。恥かしいこととも、汚ないこととも感じなかったのもはじめてだった。全身に心ゆくまで快感を感じながら、相手にも同じよろこびを与えていることを知って、快感がいっそうつのるのだった……』なんて文章が、何ヵ所もでてきます。

 

『とりたてて事件らしいものが起こらないといった日が、どうも最近多い。ひねもす事務所でぶらぶらと過ごし、かかってきた電話も一回きり。しかもそいつが、電話料のさいそくときちゃ、お手あげだ。おえらがたに伝えとくよ、といって電話をきる。

 こんな日も、私の職業にはよくあることだ。名前はマーチ。ミロ・マーチ(*16)、保険の調査員だ。強烈なマーティニとソフトな女性で有名なニューヨークはマディソン通りに事務所をひらいている』

   M・E・チェイバー “A Hears of Another Color” (58)(編注・正しくは A Hearse of Another Color 小鷹文庫)

 

 なんにも事件の起こらない日の描写も、まあ事件描写のひとつといえるでしょう。もちろんこれは、前にお話しした自己紹介型に属するファースト・シーンにはいります。

 

 

女の描写・男の描写

 

『娘は台所のテーブルに、ブラジャー・半スリップ(*17)を着て、ものうさそうにときたま煙草の灰をたたきながら坐っていた。彼はベッドに半身をもたれ、居間ごしに台所の半開きのドアをのぞいていた。テーブルの上のコーヒー茶椀から湯気がたなびいている。娘は脚を組み、ひものついたハイヒールをぶらぶらさせている。ナイロンの靴下の線がぴっちりとすんなりした脚をひきたてている』

   ハント・コリンズ(エバン・ハンター(*18)のペンネイム)  “Cut Me In” (54)

 

『長椅子に坐って彼女はじっと俺をみつめている。白いナイロンのドレスと白のパンプスをつけた、甘い、すらっとしたセクシィな娘だ。赤褐色の髪がかたどる、東洋人の血の流れをおもわせる、まるいすてきな顔つき。俺よりひとつかふたつ若いだろう。

 悲しそうな色を浮かぺだダーク・ブルーの東洋人のような眼が、じっと俺の眼をとらえてはなさない』

   ギル・ブルワー “Wild” (58)

 

 ハント・コリンズのほうは、2月号の本誌に登場した片岡義男氏から拝借した珍本です。どことなくけだるい雰囲気の描写なので、エヴァン・ハンター調のピシッとした文章がみられません。あれこれペンネイムをかえていたころの習作程度の作品です。

 女性の描写は、数えていたらキリがないので、つぎに男性の人物描写をひとつ御紹介します。

 

『可愛らしい受付嬢は、彼女のほうに向かってくる男にちらっと気を惹かれてみあげた。

 グレイの背広の似合う、大きな、肩はばの広い男だった。眼の色もグレイ、肌はこんがりと陽に焼け、顎はひきしまり、鼻は大きな拳で殴られたようにこころもち平たく曲がり、ちょっと線がくずれている。べつに鼻のことは気にならなかった。ハンサムな顔がそのせいでいっそう頼もしく彼女にうつった。

「スチーヴ・シルク(*19)といいます」

「ニューマン氏とお約束ですか?」

彼は笑いながら首を横にふった。

「約束はしてないけれど、きっとすぐ会うよ」――』

   J・B・オサリバン(*20) “Don’t Hang Me Too High”  (54)

 

 私立探偵スチーヴ・シルクは、『憑かれた死』という翻訳もあり、ご記憶のかたもあるでしょう。この作家は二作のみであとは書いていないようです。(*21)

 

新しいヒーローふたり

 

 

 私立探偵がでたところで、新しいヒーローをふたり紹介しましょう。

 はじめに登場を願うのは、ジョン・B・イーザン(*22)のつくったヴィクター・グラント。“The Black Gold Murders” (59)と、“Call Girls for Murder” (60)で活躍しているタフ・ガイで、職業は経営コンサルタント。この男の仕事は、いわば大会社に雇われた高級私立調査員で、内部で不正を働らいたり(*23)、私利をむさぼっている頭の黒いネズミを捕えることなのです。

 第二作のあらすじは、社長とコール・ガールの両方から脅迫されていた製薬会社の重役の自殺にはじまり、依頼されたグラントが美人の奥さんをオトリに事件を解決するものです。

 

『社長のゴードンが帰るやいなや、ジャンがあわてて部屋にやってきた。

「どうだったの?」

「今晩デイトだ」

「相手の女性は?」

「知らないよ」

「どこで会うの?」

 そんなことをきかれたって、妻に答えられやしない。なにしろ、ヌード写真をたよりに、一晩じゅう美人のあとをたどらなければならないのだから』

 

 ヌード写真とそっくりの女性をバーでみつけるが彼女はおめあてのコール・ガールの姉、事務所に帰ったグランドは、さっそく秘書兼妻君のジャンにねほりはほりの質間ぜめにあう。

 

『「彼女、なにを着ていたの?」

「ひとなみの女性と同じさ。なんていったか聞きたいんだろう?」

「それはあとでいいわ。セクシィな洋服だったの?」

「いいや」

「なにを着てたのよ」

「いえないな」

「どうして?」

[あまり着るものにかまわないたちらしいんだよ]

「ああそうなの。じゃブラウスとスラックスかしら?」

「そうじゃなかったね」

「ナイトガウンなのね」ジャンの声が急に一オクターブあがった。私は首を横にふった。

「それともネグリジェ?」

「ざんねんでした」

「ねえ、おしえてよ」

 私が肩をすくめてみせると、彼女はいった。

「もうほかになにもないじゃないの」

「だいぶ近くなったよ」

「まあ、まさか、あなたは……」

「ジャン、そう妬くなよ。ぼくがいままでに嘘をいったことがあったかい」

「話をそらさないで、グラント」

「トルコ風のタオルを着けていたんだ」

「嘘! そんなのきっと、でたらめよ」』

 

 ながながとタアイない夫婦のやりとりを聞かされていると頭にきちゃいますから、ざっと先をお話しますと、やっと住所をみつけた時には娘は殺され、多量のモルヒネがみつかります。娘の男友達に殴られワナにかかったグラントは、アリバイが成立して釈放。製菓会社からモルヒネが盗みだされているらしく、グラントを襲った男の殺された部屋からも発見されます。ナイトクラブの女ボスの手下や、男友達とハデにやりあっているうちに、新薬を発見した科学者が、公開テストの席上で毒殺されます。危機をむかえた株主総会の席上、意外な真犯人が指摘されます。動機はやや弱いのですが、依頼人の社長が真犯人という意外性や、会社の機構や科学者の心理などの描写も用意してあり、主人公の職業の目あたらしさもあって、かなりのできの作品です。

 おしどりコンビの探偵で、ふたりの会話がユーモラスなことや、主人公をとおして語られる社会批判、経済機構批判がみられるのがとりえでしょう。第三作が期待されます。

 もうひとりは私立探偵ダニイ・フォンテイン(*24)。ティモシー・デイン=シリーズのハード・ボイルド作家、ウイリアム・アード(*25)の新しいヒーローです。

 上の写真版からもおわかりのように、いかつい顔、刈りあげた髪のハンサムなタフガイです。

 作品(*26) “Wanted: Danny Fontaine (As Bad As I Am)” (59) と “When She Was Bad” (60) ですが、あちらではもう第三作で活躍していることでしょう。(*27)

 女性のほうが放ってはおかない色男なのに、女性と交渉をもってはいけないと監獄の精神医からいいわたされた、保釈中のフォンテインのなやみは・(*28)モテない男性にはちょっとわからないでしょう。

 第一作は、バウチャー御大も『楽しくて、スリル満点のロマンス・メロドラマ』とほめています。蛇足ですが、そのカバー・ピクチュア(*29)の画家はぺイパー・バック本の第一人者ボブ・マクギニス(*30)の筆になるものです。


 

スコットくん女難

 

 さてドンジリにひかえしは、毎度おなじみのシェル・スコットです。本誌1月号では、とうとう山下諭一氏の招きで日本にまで足をのばしてのガール・ハントで、東京の休日を楽しんで行きました。海兵隊員だったころ戦争でやむなく殺してしまった日本人の遺品をたよりに家族を探がしていたスコット氏が、日本兵の妹に狙われたり、国際スパイ団においまわされたり、京都で会うはずの旧友山下氏がなにものかに誘拐されたり、いろいろ事件があったようです。その話はまた別の機会にして〝水割りバーボンの男〟〝汽車にはねられて、髪が白くなったロック・ハドソン〟のような男、シェルが上院議員にたいする圧力団体の活動の真相調査委員会に雇われた事件 “The Wailing Frail” (56) からおもしろい箇所を紹介します。登場する女性は三人。委員会の秘書、ナイト・クラブの踊り子、それに聴聞会で証言するはずだった男の娘です。

 

『ピストルをかくす場所なんか私にはなかったわ、おぼえてるでしょ?――』         

「すみからすみまでおぼえてるよ、もちろんきみに‘は、四角いすみっこなんかどこにもないけどね。彼が心臓麻庫で死んだっていうのなら、きみのせいかもしれないな」――』

 

『待っているあいだ、俺は肩にかけたスプリング・ホルスターからコルト・38をとりだし、調べてみた。いつもは、第一発めの弾巣はカラにしておくのだが、予備のカートリッジをとりだすと、六発目の弾丸をこめておいた。おかげでいくらか気分がよくなった』

 

 この作品のなかで、ひとり身をもてあますシェルが、三人の女性を電話でアパートに誘い、めずらしく総スカンをくうところがあります。

 ところが気のかわったひとりがシェルを訪ね、浴室で裸のまんまふざけているところに、第二の女性があらわれ、すぐ脱ぎたがるのをどうにかベッドルームにかくしたところへ、第三の女まで深夜の御訪問。さすがのシェルも万策つきて三人をおいて逃げだしてしまうというモテすぎるなやみ、スコットの女難さわぎの一幕がありますが、事件のほうはみごと解決し、スコットの名声はまた一段と高くなるといった次第です。

 

 

 リアリスティックな人物描写、リポート調の事件描写、いきいきした会話のやりとりなどを中心にして、ハードボイルド・スタイルのお話しをいたしました。次回はアクション・シーンをひろって御紹介する予定です。乞御期待!(*31)

 

 

*出典 『マンハント』1962年3月号

 

 

[校訂]

 

*1:1月号・2月号と → 1962年1月号、2月号とも、

*2:ペイパー・バック → ペイパーバック

*3:メキシコ・ガルフコースト → メキシコ・ガルフ・コースト(メキシコ湾岸)

*4:輝やき → 輝き

*5:Honey in the Flesh →『ハニーと連続殺人』

*6:ハニイ(ハニー)・ウェスト

*7:シリーズ・第4作 → ・シリーズ第4作

*8:美しかっガ → 美しかった

*9:スチーブ(スティーヴ)・アッシュ

*10:グレゴリィ(グレゴリー)・ジョーンズ

*11:ヘンリィ(ヘンリー)・ケイン

*12:ピート・チェンバース(チェンバーズ)

*13:ハード・ボイルド → ハードボイルド

*14:ピート・セルビィ(セルビイ)

*15:ポールー → ポール

*16:ミロ(マイロ)・マーチ

*17:ブラジャー・半スリップ → ブラジャーと半スリップ[?]

*18:エバン(エヴァン)・ハンター

*19:スチーヴ(スティーヴ)・シルク

*20:J・B・オサリバン(オサリヴァン)

*21:シルクものは1945年刊の Death Came Late から始まり、1964年刊の Make My Coffin Big までの16作ある。ただ、1954年以降の作品はイギリスでしか刊行されていない。

*22:ジョン・B・イーザン(イーサン)

*23:働らいたり → 働いたり

*24:ダニイ(ダニー)・フォンテイン

*25:ウイリアム(ウィリアム)・アード

*26:作品 → 作品は[?]

*27:第1作の As Bad As I Am (59) はディモシー・デインものの Hell Is a City (55) の「改変版」で、ハードカヴァー版には探偵マイク・フォンテインが登場するが、60年刊のペイパーバック版は Wanted: Danny Fontain と改題され、探偵の名前がダニー・フォンテインに変わった。アードは60年に亡くなっていて、フォンテインものの第3作はない。

*28:なやみは・ → なやみは、[?]

*29:カバー・ピクチュア → カヴァー・ピクチャー

*30:ボブ・マクギニス(マッギニス)

*31:乞御期待! → 乞う御期待! [?]

 

 

▶︎4 フェアプレイで殺人を

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